自然素材が心地よい家Grow Material
日本で家づくりをするなら、お手本とすべきは伝統的な民家です。それが日本の気候風土に合っていること、家自体が長持ちすること、家族が健康に暮らせることは、長い歴史が示しています。
今を生きる私たちにとって特にヒントとなるのは、無垢の木をはじめとする自然素材です。その機能においても、耐久性でも、質感をとっても、自然素材はとても優秀だからです。タツミハウジングでは、構造材に、フローリングに、塗り壁に、それぞれ最適な素材を吟味し採用しています。
建築を50年、
100年活かすべく、
素材を選び、適所に使う
1974年に創業したタツミハウジングは、当初内装仕上げを中心に手がける職人会社でした。大手ハウスメーカーの新築やリフォームの下請け工事を受注し、代表の佐宗隆司も自ら現場に出て、クロス職人として朝早くから夜遅くまで働いていました。
そんな日々の中で佐宗は化学物質過敏症を患い仕事もままならなくなります。そして、現場から一歩離れ自分の病気について調べるうち、化学物質過敏症を起こす原因の実に59%がシックハウスであることを知ったのでした。
「人生の大半の時間を過ごす筈の住宅がコレでいいのか?」
この問いが、建築について佐宗が学び直す機会となり、タツミハウジングが志す「自然素材でつくる家」のはじまりとなりました。では、どんな自然素材を選んだら良いのか。お手本にすべきは、実は私たちにとって最も親しみ深いものだったのです。
日本人は本来、木や石や土など身近な自然素材を使う家に住んでいました。日本の気候風土に合っていたからです。それが、合理性やコスト重視、職人技の継承が進まなかったこと、グローバル化などさまざまな理由で、いつの間にか変わってきました。なるほど現代の住宅は、一面で昔の日本家屋より機能を手に入れたかもしれません。ただ、私たちが失ったものの何と大きかったことでしょう。
自然素材は適度な調湿機能を持ち、機械の力を借りることなく室内環境を新鮮に保って、「ちょうどいい」心地良さを実現してくれます。その特性は見直されてしかるべきです。何より住まいにおいて家族が健康被害にあっては絶対にならないからです。
また、自然素材は耐久性の面でも優れています。必要最小限のメンテナンスで、長きにわたり家を支え、家族の暮らしを支えてくれます。しかも単に丈夫で強いだけでなく、年を経るごとに質感や色に味わいを増し、真新しい時とは違う美しさで自身を装っていきます。家への愛着も一層増すことでしょう。
家を長持ちさせるためにも、タツミハウジングは「自然素材でつくる家」をご提案しています。
歴史が証明する
“木”の強さと味
無垢材の木は、経年変化が美しいことが評価されます。完成直後の美しさとは別の味わいや深みを次第に増していくのは、無垢材が時間に耐え、時間を味方にできる素材だからです。
法隆寺は、建築物として1300年以上の歴史を誇り、現存する木造建築の中で世界最古です。木材は立木として生きた樹齢と同じかそれ以上の年月建物を支えると言われます。それを歴史で示す法隆寺を思うにつけ、無垢材ほど日本の家づくりに向いている素材はないように思います。
国産ヒノキ(土台)耐久性があり、床沈みしにくく
白アリ、腐食に強い
タツミハウジングの土台は、そんな国産ヒノキを3.5寸角にし、細かく組み込みます。50年100年という長い歳月の中でも、床沈みしにくくなっています。また、白アリや腐食にも強く素晴らしい耐久性を発揮してくれます。
さらに、この骨太仕様の土台と、厚さ24mmの構造用合板を強力に一体化した剛床工法を採用しています。地震や台風など水平方向に大きな力が加わると、弱い建物はねじれてつぶれてしまいます。剛床工法とすることで、水平剛性が飛躍的に高まり、地震に対してより安全な建物となります。
その耐久性と強度ゆえ、古くから日本各地で神社仏閣などの建築物に用いられてきたヒノキの無垢材。現代の住宅にも、その優れた性能を活かしています。
無垢のフローリング材断熱性・調湿性が高い
無垢の木の心地よさ
無垢フローリングのメリットは主に3つ。まずは素足で踏むだけで温かみを感じる優れた断熱性。次に室内の湿度を快適に保ってくれる調湿効果。そして何より、経年で劣化ではなく美化していく素材であること。長く使える、使い込みたくなるのは、やはり無垢のフローリングだからです。
樹種は、美しい木目と滑らかな木肌が特徴のレッドパイン、木目も節も優しく柔らかな表情のバーチ、柔らかくて足触りが良く、防虫効果があるとされる桧、年月と共に深い色合いへと成長していくクリ、力強い木目で欧米では高級家具に使われるオークなどからお選びいただけます。なおフローリングの色も、インテリアやお好みに応じて、様々な色からお選びいただけます。
自然塗料幼児玩具の規格を満たす
信頼ある木材用塗料
リボスは木材に深く浸透するため、優れた撥水性、耐候性を備えながら、表面に塗膜を形成しないので酸素透過性を維持し、木本来の優れた特性を最大限活かします。そして、しっとりした艶消し仕上げで、無垢材らしい天然の木目を引き立ててくれます。なおリボスは、フローリング材に施すだけでなく、天井材などその他木部に着色塗装することも可能です。床の色やインテリアとのコーディネートをお楽しみください。
珪藻土調湿・断熱・結露防止
室内環境の清浄役
珪藻土を配合した塗り壁にすることで、ビニールクロス等にはない効果が期待できます。
吸・放湿機能が高く、まるで壁や天井が自律的に呼吸するように、部屋の中を快適な湿度に保ってくれます。優れた調湿・吸水性によって壁内の結露を防ぎ、カビやダニの発生を抑制します。タバコやペットの臭いなど、家の中の生活臭や有害成分を吸着・脱臭する働きをします。無数の気孔が空気の層となり、断熱・保湿することで、外気温に左右されにくい室内環境が得られます。不燃性でしかも有害成分を含まず、優れた耐火性にも定評があります。室内の音の反響を抑える効果があります。もちろん自然素材なので、室内環境も手触りも人に優しく、家族が安心して毎日を過ごせることも大きな魅力です。
自然素材壁紙個性的なインテリアも
地球に優しい素材で塗り壁とは違った質感や色使いで個性豊かなインテリアにしたい、天然素材にこだわりたいけれどなるべくコストを抑えたい、そんな方には自然素材の壁紙をおすすめしています。
和紙クロス、織物クロス、珪藻土クロスなどさまざまな壁紙がありますが、どれも土に還る、環境負荷の少ない素材で出来ています。消臭性、吸放湿性、通気性といった機能を備えたものもありますし、何より豊富な色やテクスチャの中から、お部屋のイメージに合わせて選んでいただけます。自分らしく彩ったお気に入りのインテリアは、長く付き合っても飽くことなく家族を和ませてくれます。-
漆喰輝くような白さで
上質な室内空間を演出室内壁の仕上げ材には、漆喰も選択いただけます。漆喰は石灰石を高温で焼成した消石灰を主成分とし、瓦や石材の接着や目地の充填、外壁の上塗りなどに使われます。タツミハウジングでは、天然成分100%の漆喰を使用しています。輝くような白さを長い年月保つ漆喰は、室内空間を上質に演出するだけでなく、室内の空気を消臭・浄化したり、シックハウスの原因物質であるホルムアルデヒドを分解したりする効果があります。また、耐久性に優れ、火災に強く、調湿効果もある素材です。天然顔料を調色して、自由な色を表現することもできます。